自己中な人の性格と特徴のまとめ

自己中な人は自分が自己中だと思っていません。それどころか、自分の思い通りにならない人がいると、あの人、自己中だよねと言ったりします。周囲の人は、貴方が自己中だから、怒って、ああいう態度をとっているんだよと思っています。

自己中の人の最大の問題はこれです。自己中の人に限って、周囲の人に気を遣うタイプだしと思っていて、ほら、私って人に気を遣うタイプだからなどと言ったりします。周囲はどの辺が？と思っいますが、そこを指摘すると後が面倒だと思われています。

人間は誰もが自分のことを大切に思っていますし、思っていなければいけません。しかし、それには限度があり、社会の中で生きるためには、他人も尊重しなければいけません。度を超えて自分大好きでは、どこかで人とぶつかったり、トラブルの原因となります。

例えば、自己中の人は、自分の話は聞いてほしいし、へぇ、すごいね～、さすがだねと言ってもらいたいです。言ってもらえるまで頑張るところがあります。しかし、他人には自分がして欲しいことはしません。していないことに気が付いていないところがあります。

管理会社に所有している賃貸の管理を任せ、そこから上がってくる収入などで生きていける人なら、自己中でも問題ないと思いますが、会社などで働いて生きていかなければいけないのに、自己中であったら、かなり問題になることでしょう。

働き始めの頃は特に、上司や先輩から指導を受けることが多いです。普通の指導もあれば、失叱責に近い注意を受けることもあるでしょう。自己中の人はそれを素直に受け入れることができず、ミスを繰り返したり、異常な感じで反発したりします。

人間は誰もが失敗をします。失敗をしながら、成長をするものなので、失敗から学べばそれはそれで良いはずです。しかし、自己中の人は失敗に敏感です。自分が失敗したら、自分のせいで失敗したわけではない、誰かや何かが原因で失敗せざる得なかったと言いたがります。

それなのに、他人が失敗すると、気が緩んでいるんじゃないか、だから君はダメなんだよ、謝っていても、なかなか許しません。そればかりか、周囲の人に○○が失敗したと言いたがります。周囲の人は失敗した○○さんよりも、それを言いまく自己中の人を軽蔑します。

自己中の人は人がどう思うか気にしていないから、自己中でいられるのだと思われがちですが、実際は違います。人からどう見られているか、とても気にしています。だからこそ、前の段落で書いたように、自分の失敗は自分が原因であってはいけないのです。

しかし、人の目を気にする割に、そういうことをしたら人はどう思うかについては、あまり深く考えていないところがあります。深く考えていないから、自己中でいられるのですが、そんなに人の目が気になるのなら、もう少し考えようよと思われています。

今の時代、自己評価は低いよりも高い方が良いです。世界を基準に考えると、謙遜が美徳とされるのは、かなり少数派なので、自分の実力よりも少し高めの自己評価をする人の方が、新しいことに挑戦し、成功を収める可能性が高いです。

しかし、実力もないのに、自己評価だけが高いと、大変なことになります。多くの場合、自己中の人は実力をはるかに超えた自己評価をしています。にもかかわらず、自分は実力があるから、これくらいの例外は許されると本気で思っていたりします。

着るものにTPOがあるように、人に見せる気分にもTPOがあります。例えば、友達が結婚するとか、子供ができたというようなお目出度いことがあったら、羨ましいなと思っても、笑顔で祝福をし、親族がとか、左遷されたというような悲しい出来事があれば、個人的に嬉しいことがあっても、嬉し気にしないのがマナーというものです。

しかし、自己中の人は自分がそういう状況に置かれている時、人がマナー通りにしないと礼儀がないと言って怒るくせに、自分はぜんぜんできません。できていないことを指摘されると、だって仕方がないでしょう、私は嬉しくないんだから（もしくは、悲しくないんだから）というような意味合いのことを言ってのけたりもします。

自己中の人は、ある意味、とてもマイペースです。余程のことがなければ、性格は変わりません。だから、一緒にいて、いらいらするのなら、一定の距離を保ってお付き合いすることをお勧めします。

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