片思いについての恋愛の名言１０選

恋愛っていうのは、必ず片想いなのね。

岡本敏子は、岡本太郎の芸術活動に深くかかわった女性です。実質的には妻なのに、養女になった理由は色々言われていますが、太郎自身はなぜ結婚を望まず養女にしたのか、はっきりと話していません。結果として、この選択は正しくて、彼の作品はばらばらになることなく、きちんと管理されました。

長続きする最も長い愛は片想いである。

岡本敏子とは養女つながりで、妻と離婚して、養女だった女性と結婚したアレン。恋愛の酸いも辛いも知っている彼が言うこの言葉は、妙に納得させるものがあります。片想いをしている間は、両想いになることを望んでいますが、両想いになったら気持ちは下降線を下る一方になってしまう場合もあるで、彼が言う名言は一理あります。

恋の味を痛烈に味わいたいならば、それは片思いか失恋する以外にないだろう。

亀井勝一郎って誰？と思われるかもしれませんが、もともとはプロレタリア文学の理論家でしたが、後に日本浪漫派に属し、仏教思想や古典への興味を深め、日本人の精神論などを論じた人です。太宰治と親しかったらしいのですが、残された写真を見ると堂々として、貫禄のある良い男風で、こういうことが言えるほど、恋をしたのねと思ってしまいます。

愛することによって失うものは何もない。

しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。

イエズス会といえば、日本史の教科書に出てきましたよね。あのイエズス会です。イエズス会はカトリック系なので、彼が言う愛は異性間の愛に留まらない広い意味であの愛だったのだろうと思われます。彼は1602年に来日し、1623年に他の宣教師と共に江戸で殉教しました。当時の状況からして、日本に残り続けたらどうなるか、分かっていただろうと思います。彼の愛の深さを思います。

愛を恐れることは、人生を恐れることだ。

人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ。

アンジェリスと同じことを言っていますが、こちらはそう昔の人ではありません。1950年にノーベル文学賞を受賞しました。彼は第一次大戦の時から反戦運動をし、第二次大戦後も平和運動をした人です。言われてみれば、人の一生は愛に満ちています。その愛を拒否するということは死を意味するというのは、分からないでもありません。

求めて得られる愛は素晴らしい。

でも求めることなく与えられる愛はもっといい。

求める愛は片想いする愛、与えられる愛は片想いされる愛、もしくは両想いになった時の愛ということになるのでしょうか。シェイクスピアが創り出すものは、いつも普遍的で不滅です。ちなみに、シェイクスピアは18歳の頃に結婚した8歳年上の姉さん女房を生涯の妻としました。彼が生きた当時の感覚では、なかなかな年齢差だったはずです。

愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。

ヘッセは3度結婚しています。3度目の結婚相手は長いこと文通を続けた人だったようです。人は愛されることを追い求めますが、実際のところは、追い求めている限り、それに追いつくことはなかなか難しいものです。そして、人は気づくのです。愛されることではなく、愛することこそ幸せなのだと。

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。

太宰治は女性にとても人気があったことは言うまでもないことです。恋愛関係もなかなか複雑でした。片想いは告白すれば、ほとんどの場合、結果が出ます。結果が出ることが分かっているのに、しないのはなぜかという1つの答えがこれです。「てれくさくて」の部分に、人ぞれぞれの理由を当てはめて考えることもできます。

愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ。

恋する瞳、恋している時の体の動かし方、そうでない時と違うことは、様々な映画や絵画を見ても分かります。自分の姿は自分では見えませんが、貴方も好きな人の前ではちょっと違う感じになっているはずです。言葉で言わなくても、瞳や体で愛を告白することはできる、岡本太郎はそう考えたのです。

失敗しなければ、成功はないのよ。

こと恋愛について言えば、片想いで思い悩むよりも、告白して振られ、次の恋に向かった方が良いという意味になる名言ですが、実のところ、恋愛についてのみに言えることではありません。いつも前向きに時代の先端を生きたココ・シャネルらしい考え方です。

貴方の恋の成就をお祈りしています。

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